さて日常的に使われるもので「円舞曲」という言葉があります。
この円舞曲に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
円舞曲がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは円舞曲の読み方と意味、「ワルツ」と「えんぶきょく」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では円舞曲の正しい読み方は、「ワルツ」「えんぶきょく」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、円舞曲の正しい読み方は「ワルツ」「えんぶきょく」の両方になります。
円舞曲の”円”は「まる(い)」「えん」、”舞”は「ま(う)」「ぶ」、”曲”は「きょく」と読むことができます。
ただ一般的には円舞曲は「えんぶきょく」と読むことが多いです。
円舞曲を「ワルツ」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「円舞曲(ワルツ)」に用いられている”円”は単体で「わ」、”舞”も単体では「る」、”曲”も単体では「つ」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で円舞曲の意味と類義語について解説していきます。
では円舞曲の意味と類義語について見ていきましょう。
まず円舞曲は「4分の3拍子の舞踏曲のこと」の意味として用いられています。
ちなみに円舞曲の他に輪舞曲というものがありますが、これは「楽曲の形式のひとつで、異なる旋律を挟みながら、同じ旋律を何度も繰り返すもの」で、”輪舞曲(りんぶきょく、ロンド)”の2通りの読み方があります。
また円舞曲の類義語としては、「輪舞曲(りんぶきょく、ロンド)・交響曲(こうきょうきょく、シンフォニー)・行進曲(こうしんきょく、マーチ)・幻想曲(げんそうきょく、ファンタジア)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても円舞曲と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「円舞曲の読み方と意味、”ワルツ”と”えんぶきょく”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、