丈夫の読み方と意味、「ますらお」と「じょうぶ」正しいのは？

 

さて日常的に使われるもので「丈夫」という言葉があります。

 

この丈夫に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
丈夫がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは丈夫の読み方と意味、「ますらお」と「じょうぶ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

 

では丈夫の正しい読み方は、「ますらお」「じょうぶ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、丈夫の正しい読み方は「ますらお」「じょうぶ」「じょうふ」「たけお」になります。

 

丈夫の”丈”は「たけ」「じょう」、”夫”は「おっと」「お」「ふ」「ぶ」と読むことができます。

 

 

 

一般的には丈夫は「じょうぶ」と読むことがほとんどで、「ますらお」は”益荒男”と表記されることがほとんどです。

 

ただ丈夫は「ますらお」「じょうぶ」「じょうふ」「たけお」のどれで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

（次の章でそれぞれの意味について解説していきます）

 

 

 

また丈夫を「ますらお」と読むのは”熟字訓（じゅくじくん）”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字１字に読み方をあてるのではなく、熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に訓読みをあてた読み方のことです。

 

熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓（じゅくじくん）です。

 

”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。

 

 

なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。

 

訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。

 

 

 

そして熟字訓は熟字（２字以上の漢字の組み合わせ）に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。

 

例えば「丈夫（ますらお）」に用いられている”夫”は単体で「お」と読むことはできますが、”丈”は単体では「ますら」と読むことはできません。

 

 

ですので漢字１字の訓読み（草：くさ）のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。

 

熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。

 

 

次の章で丈夫の意味と類義語について解説していきます。

 

 

では丈夫の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず丈夫（ますらお、じょうふ、たけお）は「逞（たくま）しくて強い男のこと」の意味として用いられています。

 

 

丈夫を「ますらお」「じょうふ」「たけお」と読むと上記のような意味になりますが、「じょうぶ」と読むと「健康であること/しっかりしていて壊れにくいこと」の意味となります。

 

このように丈夫は「ますらお」「じょうぶ」「じょうふ」「たけお」のどれで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

丈夫を用いた例文としては、「丈夫（じょうぶ）に育った」や、
「これはかなり丈夫（じょうぶ）な道具だ」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「健康であること」の意味で、
後者の例文は「しっかりしていて壊れにくいこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また丈夫の類義語としては、「強靭（きょうじん）・強固（きょうこ）・頑丈（がんじょう）・堅固（けんご）」などの言葉が挙げられます。

 

どの言葉についても丈夫と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「丈夫の読み方と意味、”ますらお”と”じょうぶ”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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