土耳古の読み方と意味、「トルコ」と「どじこ」正しいのは?

 

さて日常的に使われるもので「土耳古」という言葉があります。

 

この土耳古に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
土耳古がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは土耳古の読み方と意味、「トルコ」と「どじこ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.土耳古の正しい読み方は「トルコ」「どじこ」?

 

では土耳古の正しい読み方は、「トルコ」「どじこ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、土耳古の正しい読み方は「トルコ」になります

 

土耳古の”土”は「つち」「ど」「と」、”耳”は「みみ」「じ」、”古”は「ふる(い)」「こ」と読むことができますが、土耳古を「どじこ」と読むのは間違いです。

 

 

 

土耳古を「トルコ」と読むのは当て字で、当て字と言うのは”漢字の本来の用法を無視して表されている字のこと”を言います

 

漢字には”その漢字の音(読み方)”と”その漢字が持っている意味”とがあり、
この2つを満たしたものが漢字の本来の用法で、どちらか1つでも違っていればそれは当て字とされます。

 

(ただし漢字の読み方には、なまりや音変化などがあるため、上記のどちらかを満たしていない場合でも必ずしもそれが当て字とは言い切れません)

 

 

そして当て字には”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”と、”②漢字の意味のみを優先した当て字”の2種類が存在し、土耳古を「トルコ」と読むのは①の当て字になります

 

 

 

まず”①漢字の音(読み方)のみを優先した当て字”というのは、
例えば「夜露死苦(よろしく)」や「倫敦(ロンドン)」などの当て字のことです。

 

 

これらは単純にその漢字が持っている意味を考慮せずに、
その漢字の音(読み方)だけを優先して表されている当て字です。

 

 

ただ「夜露死苦(よろしく)」はそのまま読むことができますが、
「倫敦(ロンドン)」はそのまま読むと”倫(りん)敦(とん)”と読むことになります。

 

ですので①の当て字には「土耳古(トルコ)」や「倫敦(ロンドン)」のように、音(読み方)の響きだけで無理やり当てられた読み方のものもあるため覚えておきましょう。

 

 

 

次に”②漢字の意味のみを優先した当て字”であれば反対に、
その漢字の音(読み方)は関係なく、その漢字の意味に合った読み方が付けられます。

 

 

例えば②の当て字には「氷菓子(アイスクリーム)」や「運命(さだめ)」などがあり、
これらは氷菓子や運命という漢字の意味的に合っている読み方が当てられています

 

なので①の当て字と異なり、②の当て字はその漢字の持つ元々の音(読み方)が考慮されていません。

 

 

次の章で土耳古の意味について解説していきます。

 

2.土耳古の意味について

 

では土耳古の意味について見ていきましょう。

 

まず土耳古は「小アジア半島の大部分とバルカン半島の一部を占める共和国のこと」の意味として用いられています。

 

 

土耳古は14世紀以降オスマン帝国として栄え、大帝国となりましたが、
17世紀末から衰退し、第一次大戦の敗戦により多くの領土を失いました。

 

1923年に共和国となり、首都をイスタンブールから移して、現在の土耳古の首都は”アンカラ”になります

 

 

以上が「土耳古の読み方と意味、”トルコ”と”どじこ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ