さて日常的に使われるもので「風上」という言葉があります。
この風上に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
風上がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは風上の読み方と意味、「かざかみ」と「ふうじょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.風上の正しい読み方は「かざかみ」「ふうじょう」?
では風上の正しい読み方は、「かざかみ」「ふうじょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、風上の正しい読み方は「かざかみ」「かざうえ」になります。
風上の”風”は「かぜ」「かざ」「ふう」、”上”は「うえ」「かみ」「じょう」と読むことができますが、風上は「かざかみ」「かざうえ」と読むのが正しく、「ふうじょう」と読むのは間違いです。
ただ一般的には風上は「かざかみ」と読むことがほとんどです。
また風上(かざかみ)のように「風(かざ)」が用いられている言葉には、
「風穴(かざあな)・風気(かざけ)・風花(かざばな)・風見鶏(かざみどり)」などがあります。
風上(かざかみ)のように「上(かみ)」が用いられている言葉には、
「上期(かみき)・上座(かみざ)・上手(かみて)・上方(かみがた)」などがあります。
次の章で風上の意味と類義語について解説していきます。
2.風上の意味と類義語について
では風上の意味と類義語について見ていきましょう。
まず風上は「風の吹いてくる方角のこと」の意味として用いられています。
反対に「風の吹いて行く方角のこと」を、”風下(かざしも、かざした)”と言います。
風上を用いた例文としては、「彼は風上に立っている」や、
「風上に向かって歩く」のような使い方で用いられています。
また風上の類義語としては、「上流(じょうりゅう)・風向(ふうこう)・風位(ふうい)・風声(ふうせい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても風上と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「風上の読み方と意味、”かざかみ”と”ふうじょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 風上の正しい読み方は「かざかみ」「かざうえ」の両方で、「ふうじょう」は間違い。
- 風上は「風の吹いてくる方角のこと」の意味。
- 風上の類義語には、「上流・風向・風位・風声」などがある。