さて日常的に使われるもので「骰子」という言葉があります。
この骰子に使用されている漢字(特に”骰”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは骰子の読み方と意味、「サイコロ」と「こっし」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
では骰子の正しい読み方は、「サイコロ」「こっし」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、骰子の正しい読み方は「サイコロ」になります。
骰子の”骰”は「さい」「とう」と読むことはできますが、「こっ」と読むことはできないので、骰子を「こっし」と読むのは間違いです。
「サイコロ」は骰子の他にも”賽子”と書き表され、一般的には”賽子”と表記されることが多いです。
骰子を「サイコロ」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「骰子(サイコロ)」に用いられている”骰”は単体で「さい」と読むことはできますが、”子”は単体では「ころ」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で骰子の意味と類義語について解説していきます。
では骰子の意味と類義語について見ていきましょう。
まず骰子は「双六(すごろく)・博打(ばくち)などで用いられ、小さい立方体の各面に1から6までの目を記したもの」の意味として用いられています。
骰子の目の数は、必ず反対側の面に記されている目と合わせて”7”になるように記されています。
なので1の目の反対側の面には6の目が記されていて、3の目の反対側の面には4の目が記されています。
また骰子の類義語としては、「賽(さい)・双六(すごろく)・切り子(きりこ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても骰子と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「骰子の読み方と意味、”サイコロ”と”こっし”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、