結論から言ってしまうと、入内の正しい読み方は「じゅだい」「にゅうない」の両方になります。
入内の”入”は「はい(る)」「にゅう」「じゅ」、”内”は「うち」「ない」「だい」と読むことができます。
一般的には入内は「じゅだい」と読むことがほとんどです。
ただ入内は「じゅだい」「にゅうない」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
次の章で入内の意味について解説していきます。
入内(じゅだい)は「皇后・中宮(ちゅうぐう)・女御(にょうご)などが、正式に内裏(だいり)へ入ること」の意味として用いられています。
内裏(だいり)というのは、”天皇の住居としての御殿のこと”です。
入内を「じゅだい」と読むと上記のような意味になりますが、
「にゅうない」と読むと「平安時代、外位(げい)の者が内位になること」の意味となります。
外位というのは、律令制において”出自や族姓の低い者に与えられた位階のこと”で、反対に内位というのは、”出自や族姓の高い者に与えられた位階のこと”です。
つまり「入内(にゅうない)」とは、”位の低かった者(外位)が、位の高い者(内位)へと転じること”を意味します。
このように入内は「じゅだい」「にゅうない」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
以上が「入内の読み方と意味、”じゅだい”と”にゅうない”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど