六十路の読み方と意味、「むそじ」と「ろくじゅうろ」正しいのは?

 

さて日常的に使われることはあまりないですが、「六十路」という言葉があります。

 

この六十路に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
六十路がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。

 

そこでこのページでは六十路の読み方と意味、「むそじ」と「ろくじゅうろ」どちらが正しいのかを解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.六十路の正しい読み方は「むそじ」「ろくじゅうろ」?

 

では六十路の正しい読み方は、「むそじ」「ろくじゅうろ」どちらなのかを見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと、六十路の正しい読み方は「むそじ」になります

 

六十路の”六”は「ろく」「む」、”十”は「じゅう」、”路”は「ろ」「じ」と読むことができますが、六十路を「ろくじゅうろ」と読むのは間違いです。

 

 

 

六十路を「むそじ」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。

 

熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。

 

”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。

 

 

なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。

 

訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです

 

 

 

そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。

 

例えば「六十路(むそじ)」に用いられている”六”は単体で「む」、”路”も単体で「じ」と読むことはできますが、”十”は単体では「そ」と読むことはできません

 

 

ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。

 

熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。

 

 

次の章で六十路の意味と類義語について解説していきます。

 

2.六十路の意味と類義語について

 

では六十路の意味と類義語について見ていきましょう。

 

まず六十路は「60のこと/60歳のこと」の意味として用いられています。

 

 

六十路を用いた例文としては、「もう少しで六十路になります」や、
「彼はああ見えて六十路に近いです」のような使い方で用いられています。

 

一般的に六十路は後者の意味で使われることがほとんどで、どちらの例文も「60歳のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また六十路の類義語としては、「還暦(かんれき)・下寿(かじゅ)・耳順(じじゅん)・年配(ねんぱい)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても六十路と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「六十路の読み方と意味、”むそじ”と”ろくじゅうろ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ