さてパティシエとショコラティエという2つの言葉を聞いたことがあるかと思います。
パティシエとショコラティエはどちらもお菓子を作る人なのですが、
いままであまり区別なく使用していた人もいるのではないでしょうか。
そしてこれらの言葉の違いをよく分かっていないという人も割と多いです。
そこでこのページでは、パティシエとショコラティエの違いを簡単に解説します。
どうぞご覧ください。
1.パティシエとは?
ではまずはパティシエとは何か見ていきましょう。
パティシエとは、お菓子やデザートを専門に作る職人のことを言います。
主に洋菓子を作る職人のことを指します。
パティシエの作るお菓子やデザートは味だけでなく、
見た目にもこだわりがあって芸術作品としても成り立ちます。
パティシエはフランス語では”菓子製造人”の意味を持ち、名詞の男性形になります。
そしてフランス語で菓子製造人という名詞の女性形はパティシエールになります。
日本語とは異なりフランス語には、名詞などに男性形や女性形というものがあります。
特に呼び方で男女を区別しないで、パティシエと言っている場合も多いです。
男性なのか女性なのかによって呼び方が違うだけで仕事の内容は同じです。
2.ショコラティエとは?
次にショコラティとは何か見ていきましょう。
ショコラティエとは、チョコレートからお菓子やデザートを作る職人のことを言います。
原料であるカカオ豆からチョコレートを作るということではなく、
チョコレート自体に様々な加工を施してお菓子を作る職人のことです。
例えばチョコレートを軟らかくして型に入れて固めたり、チョコレートを用いて装飾したりします。
またショコラティエもパティシエと同様にフランス語で、名詞の男性形になります。
女性形はショコラティエールとなりますが、区別されずに使用される場合も多いです。
3.パティシエとショコラティの違いについて
ではパティシエとショコラティの違いを見ていきましょう。
パティシエとショコラティエの違いは、
洋菓子を作る職人を指しているのかチョコレート専門の職人を指しているのかです。
パティシエは洋菓子を作る職人全般のことを指していますが、
ショコラティエはチョコレートを専門に取り扱う職人のことを指しています。
チョコレートも洋菓子なので、
ショコラティエはパティシエの種類の中のひとつということになります。
洋菓子を作る職人のことをまとめてパティシエと言っていますが、
一口にパティシエといっても様々です。
パティシエの種類を並べていくと、トゥリエ(生地)・フルニエ(オーブン)・アントルメンティエ(装飾)・コンフィズール(糖菓)・グラシエ(アイス)等があります。
この中にチョコレートを専門に扱うショコラティエも含まれます。
以上が「パティシエとショコラティエの違いとは?」でした。
4.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- パティシエとは、お菓子やデザートを専門に作る職人のこと。
- ショコラティエとは、チョコレートからお菓子やデザートを作る職人のこと。
- これらの違いは、洋菓子を作る職人全般を指しているのかチョコレート専門の職人を指しているのか。