このページでは台頭の読み方と意味、「たいとう」と「だいとう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.台頭の正しい読み方は「たいとう」「だいとう」?

 

結論から言ってしまうと、台頭の正しい読み方は「たいとう」になります

 

台頭の”台”は「だい」「たい」と読むことができますが、
台頭は「たいとう」と読むのが正しく、「だいとう」と読むのは間違いです

 

 

 

また台頭(たいとう)のように「台(たい)」が用いられている言葉には、
「台風(たいふう)・台閣(たいかく)・台覧(たいらん)・屋台(やたい)」などがあります。

 

台頭(たいとう)のように「頭(とう)」が用いられている言葉には、
「頭角(とうかく)・街頭(がいとう)・巻頭(かんとう)・口頭(こうとう)」などがあります。

 

 

次の章で台頭の意味について解説していきます。

 

2.台頭の意味について

 

台頭は「勢力を増して進出してくること/上奏文などで、高貴の人に関した語を書くとき、敬意を示すために行を改め、他の行よりも一字または二字高く書くこと」の意味として用いられています。

 

上奏(じょうそう)というのは、”意見や事情などを天皇などに申し上げること”で、その内容を文章にしたものが上奏文(じょうそうぶん)になります。

 

 

 

台頭を用いた例文としては、「勢力が台頭する」や、
「民衆の支持を得て台頭する」のような使い方で用いられています。

 

一般的に台頭は前者の意味で使われることがほとんどで、
どちらの例文も「勢力を増して進出してくること」の意味で使用しています。

 

 

 

また台頭の類義語としては、「躍進(やくしん)・拡大(かくだい)・発展(はってん)・席巻(せっけん)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても台頭と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「台頭の読み方と意味、”たいとう”と”だいとう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 台頭の正しい読み方は「たいとう」で、「だいとう」は間違い。
  • 台頭は「勢力を増して進出してくること/上奏文などで、高貴の人に関した語を書くとき、敬意を示すために行を改め、他の行よりも一字または二字高く書くこと」の意味。
  • 台頭の類義語には、「躍進・拡大・発展・席巻」などがある。

 

 

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