このページではココアとチョコレートの違いを簡単に解説しています。
ココアとは、カカオマスから脂肪分を取り除いたものを言います。
カカオマスは簡単に言うと、カカオ豆を乾燥発酵させてからすり潰したものです。
そしてカカオ豆をすり潰してできたカカオマスから、
カカオバター(またはココアバター)と呼ばれる脂肪分を取り除いたものがココアになります。
下の図を見ていただければ少しはイメージしやすくなるでしょう。
またカカオマスから脂肪分を取り除かれ、
砂糖など加えられていないココアを”ピュア(純)ココア”と言います。
ピュアココアに砂糖や乳製品などが加えられたものを”調整ココア”と呼びます。
市販されているココアで牛乳などに溶かせば、
すぐに飲めるようになっているのは調整ココアです。
ピュアココアは砂糖などが含まれていないので、
甘さが欲しいと感じる人は調整ココアの方が良いでしょう。
次にチョコレートとは、カカオマスにカカオバターと砂糖、粉乳などを混ぜて固めた食品のことを言います。
カカオバターは先ほども説明しましたが、
カカオマスをすり潰すと出てくる脂肪分のことです。
そしてカカオマスには元々カカオバターが含まれているのに、
なぜチョコレートの材料にカカオバターも追加する必要があるのか少し気になりませんか?
カカオマスにカカオバターも加える理由は、チョコにつやを出させたり口溶けを良くするためです。
カカオバターの融点はだいたい32度~36度と言われています。
人間の体温に近い温度で溶け始めるので、
カカオバターが口溶けを良くするために必要なんですね。
また低価格にするためにカカオバターではなく、
成分が似ている植物油脂が使われることがありますので覚えていてください。
結論から言ってしまうとココアとチョコレートの違いは、
カカオバター(脂肪分)が含まれているかどうかです。
ココアは原料となるカカオマスからカカオバターを取り除いたものです。
そしてチョコレートはカカオマスに加えてカカオバターなどが加えられて作られます。
なのでカカオバターが含まれているかどうかが違いになります。
またチョコレートと言ってもいくつか種類がありますよね。
チョコレートの種類によっても加えられるものが異なりますので、
簡単に下の図のようにまとめてみました。
チョコレートの色はカカオマスやカカオバターの分量で変化します。
ビター(ブラック)チョコレートはカカオマスが多いので、黒色に近くなります。
ミルクチョコレートはカカオマスの他にも粉乳などが混ざるので、
ビターよりは色が薄くなり茶色っぽくなります。
ホワイトチョコレートはカカオマスが含まれていなく、カカオバターだけなので白色になります。
チョコレートの色が違うのはこのためです。
結論から言ってしまうと、ココアパウダーを溶かすかチョコレートを溶かすかの違いです。
名前の通りですがホットココアはココアパウダーを溶かした飲み物で、
ホットチョコレートはチョコレートを溶かした飲み物になります。
ココアとチョコレートの違いでもある通り、
ホットココアとホットチョコレートではカカオバターの有無が違います。
ココアにはカカオバターが含まれていませんが、
チョコレートにはカカオバターが含まれています。
そしてカカオバターが含まれているかどうかよって、
味がさっぱりしたものになるか濃厚な味になるかという違いが生じます。
しかしチョコレートの本場であるヨーロッパでは、
ホットココアとホットチョコレートの明確な区別はされていないようです。
以上が「ココアとチョコレートの違いとは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など