結論から言ってしまうと、無為の正しい読み方は「むい」「ぶい」の両方になります。
無為の”無”は「な(い)」「む」「ぶ」、”為”は「ため」「い」と読むことができます。
一般的には無為は「むい」と読むことが多いです。
ただ無為は「むい」「ぶい」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。
次の章で無為の意味について解説していきます。
無為(むい)は「自然のままで人の手が加わっていないこと/生滅変化しないもの/何もしないでぶらぶらしていること」の意味として用いられています。
生滅(しょうめつ)というのは、”生きることと死ぬこと”を意味する言葉です。
そしてこの世の全てのものは生滅変化するものなので、”生滅変化しないもの”というのは、仏教における涅槃(ねはん)などのことを指しています。
無為を「むい」と読むと上記のような意味になりますが、「ぶい」と読むと「自然のままで人の手が加わっていないこと/生滅変化しないもの/何事もなく、平穏なこと」の意味となります。
このように無為は「むい」「ぶい」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。
無為を用いた例文としては、「無為(むい)自然」や、
「休日を無為(むい)に過ごす」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「自然のままで人の手が加わっていないこと」の意味で、
後者の例文は「何もしないでぶらぶらしていること」の意味で使用しています。
以上が「無為の読み方と意味、”むい”と”ぶい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど