結論から言ってしまうと、借方の正しい読み方は「かりかた」になります。
借方の”借”は「か(す)」「か(り)」「しゃく」、”方”は「かた」「ほう」と読むことができますが、借方は「かりかた」と読むのが正しく、「しゃくほう」と読むのは間違いです。
また借方(かりかた)のように「借(かり)」が用いられている言葉には、
「借家(かりいえ)・借物(かりもの)・借主(かりぬし)・借手(かりて)」などがあります。
借方(かりかた)のように「方(かた)」が用いられている言葉には、
「粗方(あらかた)・大方(おおかた)・親方(おやかた)・貸方(かしかた)」などがあります。
次の章で借方の意味と類義語について解説していきます。
借方は「借りる方法のこと/物や金を借りる方の人のこと/複式簿記における、帳簿の左側の記入欄のこと」の意味として用いられています。
借方を用いた例文としては、「彼は借方が上手い」や、
「今回は借方にまわる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「借りる方法」の意味で、
後者の例文は「物や金を借りる方の人」の意味で使用してます。
また借方の類義語としては、「店子(たなこ)・債務者(さいむしゃ)・借主(かりぬし)・テナント」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても借方と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「借方の読み方と意味、”かりかた”と”しゃくほう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>