さて日常的に使われるもので「借家」という言葉があります。
この借家に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
借家がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは借家の読み方と意味、「かりや」と「しゃくや」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.借家の正しい読み方は「かりや」「しゃくや」?
では借家の正しい読み方は、「かりや」「しゃくや」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、借家の正しい読み方は「かりや」「しゃくや」「しゃっか」「かりいえ」になります。
借家の”借”は「か(り)」「しゃく」、”家”は「いえ」「か」「や」と読むことができます。
ただ一般的には借家は「しゃくや」と読むことが多いです。
また借家の”借”の読み方は「しゃく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「しゃっ」という読み方をすることはできません。
借家のように「しゃくか」ではなく、「しゃっか」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです。
促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。
借家であれば、借(しゃく)+家(か)なので、家(後ろの語)の前に付いた音である”く”が促音の”っ”に変化します。
例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。
もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません。
ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。
ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。
次の章で借家の意味と類義語について解説していきます。
2.借家の意味と類義語について
では借家の意味と類義語について見ていきましょう。
まず借家は「人から家を借りること。また、その借りた家のこと」の意味として用いられています。
借家を用いた例文としては、「現在は借家に住んでいます」や、
「借家における注意事項」のような使い方で用いられています。
また借家の類義語としては、「間借り(まがり)・賃貸(ちんたい)・賃借(ちんしゃく)・テナント」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても借家と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「借家の読み方と意味、”かりや”と”しゃくや”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 借家の正しい読み方は「かりや」「しゃくや」「しゃっか」「かりいえ」。
- 借家は「人から家を借りること。また、その借りた家のこと」の意味。
- 借家の類義語には、「間借り・賃貸・賃借・テナント」などがある。