さて日常的に使われるもので「時計」という言葉があります。
この時計に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
時計がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは時計の読み方と意味、「じけい」と「とけい」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.時計の正しい読み方は「じけい」「とけい」?
では時計の正しい読み方は、「じけい」「とけい」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、時計の正しい読み方は「とけい」になります。
時計の”時”は「とき」「じ」と読むことができますが、時計を「じけい」と読むのは間違いです。
時計を「とけい」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「時計(とけい)」に用いられている”計”は単体で「けい」と読むことはできますが、”時”は単体では「と」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で時計の意味と類義語について解説していきます。
2.時計の意味と類義語について
では時計の意味と類義語について見ていきましょう。
まず時計は「時刻を示し、時間を測る器械のこと」の意味として用いられています。
時計を用いた例文としては、「時計を購入する」や、
「時計には短針と長針がある」のような使い方で用いられています。
また時計の類義語としては、「砂時計(すなどけい)・日時計(ひどけい)・掛け時計(かけどけい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても時計と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「時計の読み方と意味、”じけい”と”とけい”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 時計の正しい読み方は「とけい」で、「じけい」は間違い。
- 時計は「時刻を示し、時間を測る器械のこと」の意味。
- 時計の類義語には、「砂時計・日時計・掛け時計」などがある。