さて日常的に使われるもので「風邪」という言葉があります。
この風邪に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
風邪がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは風邪の読み方と意味、「かぜ」と「ふうじゃ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.風邪の正しい読み方は「かぜ」「ふうじゃ」?
では風邪の正しい読み方は、「かぜ」「ふうじゃ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、風邪の正しい読み方は「かぜ」「ふうじゃ」の両方になります。
風邪の”風”は「かぜ」「ふう」、”邪”は「よこしま」「じゃ」と読むことができます。
ただ一般的には風邪は「かぜ」と読むことがほとんどです。
風邪を「かぜ」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。
熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。
”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。
なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。
訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです。
そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。
例えば「風邪(かぜ)」に用いられている”風”は単体で「か」と読むことはできず、”邪”も単体では「ぜ」と読むことはできません。
ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。
熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。
次の章で風邪の意味と類義語について解説していきます。
2.風邪の意味と類義語について
では風邪の意味と類義語について見ていきましょう。
まず風邪は「寒気・頭痛・鼻水・せき・発熱などの症状を伴う呼吸器系の病気の総称のこと」の意味として用いられています。
風邪を用いた例文としては、「風邪気味なので休みます」や、
「風邪の具合はどうですか」のような使い方で用いられています。
また風邪の類義語としては、「結核(けっかく)・喘息(ぜんぞく)・肺炎(はいえん)・インフルエンザ」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても風邪と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「風邪の読み方と意味、”かぜ”と”ふうじゃ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 風邪の正しい読み方は「かぜ」「ふうじゃ」の両方。
- 風邪は「寒気・頭痛・鼻水・せき・発熱などの症状を伴う呼吸器系の病気の総称のこと」の意味。
- 風邪の類義語には、「結核・喘息・肺炎・インフルエンザ」などがある。