このページでは日下の読み方と意味、「くさか」と「ひげ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.日下の正しい読み方は「くさか」「ひげ」?

 

結論から言ってしまうと、日下の正しい読み方は「くさか」「にっか」になります

 

日下の”日”は「ひ」「にち」「じつ」、”下”は「した」「か」「げ」と読むことができますが、日下を「ひげ」「ひか」と読むのは間違いです。

 

 

ただ日下を「くさか」「にっか」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)

 

 

 

また日下を「くさか」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。

 

熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。

 

”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。

 

 

なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。

 

訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです

 

 

 

そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。

 

例えば「日下(くさか)」に用いられている”下”は単体で「か」と読むことはできますが、”日”は単体では「くさ」と読むことはできません

 

 

ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。

 

熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。

 

 

次の章で日下の意味について解説していきます。

 

2.日下の意味について

 

日下(くさか)は「名字(苗字)のひとつ」の意味として用いられています。

 

(名字というのは、佐藤・鈴木・伊藤などのこと)

 

 

日下を「くさか」と読むと上記のような意味になりますが、「にっか」と読むと「太陽の光の下/文書の日付の下に署名すること」の意味となります

 

このように日下を「くさか」「にっか」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

以上が「日下の読み方と意味、”くさか”と”ひげ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 日下の正しい読み方は「くさか」「にっか」の両方で、「ひげ」「ひか」は間違い。
  • 日下(くさか)は「名字(苗字)のひとつ」の意味。
  • 日下(にっか)は「太陽の光の下のこと/文書の日付の下に署名すること」の意味。

 

 

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