このページでは目眩の読み方と意味、「めまい」と「もくげん」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.目眩の正しい読み方は「めまい」「もくげん」?

 

結論から言ってしまうと、目眩の正しい読み方は「めまい」になります

 

目眩の”目”は「め」「もく」、”眩”は「くら(む)」「げん」と読むことができますが、目眩を「もくげん」と読むのは間違いです。

 

 

 

目眩を「めまい」と読むのは”熟字訓(じゅくじくん)”と言われる読み方で、
熟字訓とは漢字1字に読み方をあてるのではなく、熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方のことです。

 

熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に訓読みをあてた読み方だから、熟字訓(じゅくじくん)です。

 

”訓読みは漢字の持つ意味を日本語に翻訳したところから生まれた読み方”のことで、”音読みは中国語としての漢字の発音に基づく読み方”のことです。

 

 

なので”草”の訓読みは「くさ」で聞いただけで意味を理解できますが、
音読みは「そう」でこれだけでは意味が分からないですよね。

 

訓読みはそれだけで意味が分かる読み方のものが多く、音読みはそれだけでは意味が分からないものが多いです

 

 

 

そして熟字訓は熟字(2字以上の漢字の組み合わせ)に読み方があてられているため、漢字単体に読み方が振り分けられているわけではありません。

 

例えば「目眩(めまい)」に用いられている”目”は単体で「め」と読むことはできますが、”眩”は単体では「まい」と読むことはできません

 

 

ですので漢字1字の訓読み(草:くさ)のように、その熟字だけで意味が伝わるように読み方があてられているものが熟字訓というわけなんですね。

 

熟字訓と言われる読み方は特殊で、あらかじめその言葉の読み方を知っていなければ、読み方が分からないものがほとんどです。

 

 

次の章で目眩の意味と類義語について解説していきます。

 

2.目眩の意味と類義語について

 

目眩は「目が眩(くら)むこと。目が回ってくらくらすること」の意味として用いられています。

 

 

目眩を用いた例文としては、「仕事の疲労から目眩がする」や、
「症状の中には目眩も含まれている」のような使い方で用いられています。

 

 

 

また目眩の類義語としては、「立ちくらみ・ふらつく・よろめく・千鳥足(ちどりあし)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても目眩と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「目眩の読み方と意味、”めまい”と”もくげん”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 目眩の正しい読み方は「めまい」で、「もくげん」は間違い。
  • 目眩は「目が眩むこと。目が回ってくらくらすること」の意味。
  • 目眩の類義語には、「立ちくらみ・ふらつく・よろめく・千鳥足」などがある。

 

 

関連ページ