このページでは狩人の読み方と意味、「かりうど」と「かりゅうど」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、狩人の正しい読み方は「かりうど」「かりゅうど」「かりびと」になります。

 

狩人の”狩”は「か（る）」「か（り）」「しゅ」、”人”は「ひと」「にん」「じん」（連濁により「びと」）と読むことができます。

 

 

 

ただ一般的には狩人は「かりゅうど」と読むことが多いです。

 

「かりゅうど」は他にも”猟人”と書き表されますが、一般的には”狩人”と表記されることが多いです。

 

 

 

また狩人の”人”の読み方は連濁により「びと」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「うど」という読み方をすることはできません。

 

狩人のように「かりびと」ではなく、「かりうど」と変化して読むのは、日本語の音便（おんびん）のひとつである”ウ音便”と呼ばれているものです。

 

（音便とは、”発音しやすくするために、言い方を変えること”です）

 

 

ウ音便とは、”語中・語尾の「く」「ぐ」「ひ」「び」「み」などの音が、「う」の音に変化する現象のこと”を言います。

 

狩人であれば、”狩人（かりびと） → 狩人（かりうど）”となり、「び」の音が「う」の音に変化します。

 

「び」の音が「う」の音に変化して、そこからさらに発音しやすいように変化して狩人は「かりうど」と読まれるようになりました。

 

 

 

そして狩人を「かりうど」ではなく、「かりゅうど」と読むのは、日本語の”音韻融合（おんいんゆうごう）”によるものです。

 

 

音韻融合とは、”前の語と後ろの語の音が合わさる現象のこと”です。

 

狩人であれば、狩人（かりうど）[kariudo] → 狩人（かりゅうど）[karyuudo]

 

 

音韻融合の例として、狩人の他にも落人（おちゅうど）があります。

 

・落人（おちうど）[otiudo] → 落人（おちゅうど）[otyuudo]

 

 

このように狩人は日本語の音便のひとつであるウ音便により「かりうど」、音韻融合により「かりゅうど」と読むことができます。

 

次の章で狩人の意味について解説していきます。

 

 

狩人は「鳥や獣をとるのを職業としている人。猟師のこと」の意味として用いられています。

 

 

狩人を用いた例文としては、「彼は優れた狩人です」や、
「獲物に見つからないよう狩人は息を潜めている」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「狩人の読み方と意味、”かりうど”と”かりゅうど”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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