さて日常的に使われることはあまりないですが、「椿事」という言葉があります。
この椿事に使用されている漢字(特に”椿”)は普段あまり見ることはなく、
どのような読み方なのか分からないという人も多いですよね。
そこでこのページでは椿事の読み方と意味、「ちんじ」と「しゅんじ」どちらが正しいのかを解説しています。
では椿事の正しい読み方は、「ちんじ」「しゅんじ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、椿事の正しい読み方は「ちんじ」になります。
椿事の”椿”は「つばき」「ちん」と読むことはできますが、「しゅん」と読むことはできないので、椿事を「しゅんじ」と読むのは間違いです。
また椿事(ちんじ)のように「椿(ちん)」が用いられている言葉には、
「椿寿(ちんじゅ)・椿庭(ちんてい)・椿嶺(ちんれい)」などがあります。
椿事(ちんじ)のように「事(じ)」が用いられている言葉には、
「事故(じこ)・事件(じけん)・万事(ばんじ)・大事(だいじ)」などがあります。
次の章で椿事の意味について解説していきます。
では椿事の意味について見ていきましょう。
まず椿事は「思いがけない事件。意外な出来事のこと」の意味として用いられています。
「ちんじ」は椿事の他にも”珍事”と書き表され、珍事は「珍しい出来事のこと/思いがけない事件。意外な出来事のこと」の意味になります。
ただ珍事は「珍しい出来事」、椿事は「思いがけない事件。意外な出来事のこと」の意味で使い分けられることが多いです。
椿事を用いた例文としては、「彼があのような椿事を起こすとは」や、
「全員がこの椿事に驚いて飛び起きた」のような使い方で用いられています。
また椿事の類義語としては、「稀有(けう)・奇聞(きぶん)・未聞(みもん)・未曾有(みぞう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても椿事と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「椿事の読み方と意味、”ちんじ”と”しゅんじ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど