このページでは恰幅の読み方と意味、「かっぷく」と「ごうふく」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、恰幅の正しい読み方は「かっぷく」になります。

 

恰幅の”恰”は「あたか（も）」「かつ」「かっ」「こう」、”幅”は「はば」「ふく」と読むことはできますが、”恰”は「ごう」と読むことはできないので、恰幅を「ごうふく」と読むのは間違いです。

 

 

 

また恰幅の”幅”の読み方は「ふく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぷく」という読み方をすることはできません。

 

恰幅のように「かっふく」ではなく、「かっぷく」と変化して読むのは、日本語の「半濁音化（はんだくおんか）」と呼ばれているものです。

 

 

半濁音化とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭（ハ行音）がパ行音に変化する現象のこと”を言います。

 

このパ行音（パ・ピ・プ・ペ・ポ）のことを”半濁音（はんだくおん）”と呼びます。

 

恰幅であれば、恰（かっ）＋幅（ふく）なので、幅（後ろの語）の語頭である”ふ”が半濁音の”ぷ”に変化します。

 

 

 

例えば「卵白（らんぱく）」や「分布（ぶんぷ）」は半濁音化なしで読むと、
「らんはく」や「ぶんふ」と読むのが普通です。

 

もともと”白”には「ぱく」という読み方はないですし、”布”にも「ぷ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では半濁音化によって半濁音（パ行音）に変化するため、
「卵白（らんぱく）」「分布（ぶんぷ）」と変化させて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が半濁音化によって半濁音（パ行音）に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で恰幅の意味について解説していきます。

 

 

恰幅は「体の格好（かっこう）。体つきのこと」の意味として用いられています。

 

恰幅という言葉は”恰幅が良い（＝太っている）”のように使われることがほとんどで、
男性の場合は「恰幅が（の）良い」、女性の場合は「ふくよか」という表現を使われることが多いです。

 

 

 

恰幅を用いた例文としては、「彼は恰幅の良い男性だ」や、
「昔は恰幅も良かったが、今はかなり痩せた」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「恰幅の読み方と意味、”かっぷく”と”ごうふく”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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