このページでは鼓吹の読み方と意味、「くすい」と「こすい」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.鼓吹の正しい読み方は「くすい」「こすい」?

 

結論から言ってしまうと、鼓吹の正しい読み方は「くすい」「こすい」の両方になります

 

鼓吹の”鼓”は「つづみ」「こ」「く」、”吹”は「ふ(く)」「すい」と読むことができます。

 

 

一般的には鼓吹は「こすい」と読むことがほとんどです。

 

ただ鼓吹は「くすい」「こすい」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。

 

次の章で鼓吹の意味について解説していきます。

 

2.鼓吹の意味について

 

鼓吹(くすい)は「鉦鼓(しょうこ)や笛(ふえ)を主な楽器とする、古代の軍用の音楽のこと/鼓(つづみ)を打ったり、笛を吹いたりすること」の意味として用いられています。

 

鉦鼓というのは、”雅楽(ががく)に用いる打楽器のひとつ”を指します。

 

 

 

鼓吹を「くすい」と読むと上記のような意味になりますが、「こすい」と読むと「鼓を打ったり、笛を吹いたりすること/励まし、元気づけること/考え・思想を盛んに唱えて、賛成を得ようとすること」の意味となります

 

このように鼓吹は「くすい」「こすい」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

鼓吹を用いた例文としては、「士気を鼓吹(こすい)する」や、「思想の自由について鼓吹(こすい)する」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「励まし、元気づけること」の意味で、後者の例文は「考え・思想を盛んに唱えて、賛成を得ようとすること」の意味で使用しています。

 

 

以上が「鼓吹の読み方と意味、”くすい”と”こすい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 鼓吹の正しい読み方は「くすい」「こすい」の両方。
  • 鼓吹(くすい)は「鉦鼓や笛を主な楽器とする、古代の軍用の音楽のこと/鼓を打ったり、笛を吹いたりすること」の意味。
  • 鼓吹(こすい)は「鼓を打ったり、笛を吹いたりすること/励まし、元気づけること/考え・思想を盛んに唱えて、賛成を得ようとすること」の意味。

 

 

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