結論から言ってしまうと、擡げるの正しい読み方は「もたげる」になります。
擡げるの”擡”は「もた(げる)」「たい」「だい」と読むことはできますが、「ひしゃ(げる)」と読むことはできないので、擡げるを「ひしゃげる」と読むのは間違いです。
「ひしゃげる」というのは、”拉げる”と表記されるため注意が必要です。
次の章で擡げるの意味について解説していきます。
擡げるは「(首や頭を)持ち上げること。起こすこと」の意味として用いられています。
擡げるを用いた例文としては、「何事かと彼は首を擡げた」や、
「ふとそんな疑問が頭を擡げてきた」のような使い方で用いられています。
後者の例文の”頭を擡げる”というのは慣用句で、「隠れていた物事や、それまで意識していなかった気持ち・考えなどが表に出てくること/次第に力を伸ばしていき、目立つ存在になること」の意味になります。
これは頭を擡げる(持ち上げる。起こす)ことで視界が広がって、それまでは見えなかったものが見えるようになることから意味がきています。
以上が「擡げるの読み方と意味、”もたげる”と”ひしゃげる”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど