結論から言ってしまうと、無沙汰の正しい読み方は「ぶさた」になります。
無沙汰の”無”は「な(い)」「む」「ぶ」と読むことができますが、無沙汰は「ぶさた」と読むのが正しく、「むさた」と読むのは間違いです。
次の章で無沙汰の意味について解説していきます。
無沙汰は「長い間、便りや訪問をしないこと」の意味として用いられています。
無沙汰を用いた例文としては、「ご無沙汰しております」や、
「手持ち無沙汰になったので、帰宅した」のような使い方で用いられています。
後者の例文の”手持ち無沙汰”というのは慣用句で、これは「することがなくて間(ま)がもたないこと」の意味になります。
手持無沙汰というのは、江戸時代の油売りからきている言葉です。
油はドロドロしていて、客の容器に入れるまでに時間がかかるため、その待っている様子が何もせずに怠けているように見えることから、手持ち無沙汰という言葉が生まれました。
以上が「無沙汰の読み方と意味、”ぶさた”と”むさた”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど