結論から言ってしまうと、灸治の正しい読み方は「きゅうじ」になります。
灸治の”灸”は「きゅう」、”治”は「なお(る)」「ち」「じ」と読むことができますが、灸治は「きゅうじ」と読むのが正しく、「きゅうち」と読むのは間違いです。
次の章で灸治の意味について解説していきます。
灸治は「灸(きゅう)を据(す)えて治療すること」の意味として用いられています。
灸というのは、”もぐさ(ヨモギの葉を乾燥させ、揉みほぐして綿状にしたもの)を経穴(つぼ)と呼ばれる皮膚上の特定の部位にのせ、燃焼させて熱刺激を与えることによる漢方の治療法のこと”を指します。
一般的に”灸を据える”という慣用句が使われますが、これは灸はもぐさを据えて火を点けて治療する際、熱さや痛みに耐えなければならないことから、「懲(こ)らしめるために、厳しく注意をしたり罰を与えたりすること」の意味として用いられます。
例えば灸を据えるは、「子供が悪いことをしたら、灸を据えるのが親の役割だ」や「彼には一度しっかりと灸を据える必要がある」のように用いられます。
以上が「灸治の読み方と意味、”きゅうち”と”きゅうじ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど