このページでは沙汰の読み方と意味、「さた」と「しょうた」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.沙汰の正しい読み方は「さた」「しょうた」?

 

結論から言ってしまうと、沙汰の正しい読み方は「さた」になります

 

 

沙汰の”沙”は「さ」「しゃ」、”汰”は「た」と読むことはできますが、
”沙”は「しょう」と読むことはできないので、沙汰を「しょうた」と読むのは間違いです。

 

次の章で沙汰の意味について解説していきます。

 

2.沙汰の意味について

 

沙汰は「物事の是非を論じ定めること/決定したことなどを知らせること。また、命令・指示/便り。消息/話題として取り上げること。噂(うわさ)すること/行為。事件」の意味として用いられています。

 

是非というのは、”物事の良いことと、悪いこと”を意味します。

 

 

 

沙汰を用いた例文としては、「彼からは何の沙汰もない」や、「正気の沙汰ではない」のような使い方で用いられています。

 

前者の例文は「便り。消息のこと」の意味で、後者の例文は「行為。事件のこと」の意味で使用しています。

 

 

 

また”地獄の沙汰も金次第(かねしだい)”ということわざがよく使われますが、これは「世の中、金さえ持っていれば何でも解決できるというたとえ」になります。

 

ここでの沙汰というのは「物事の是非(物事の良し悪し)を論じ定めること」で、閻魔(えんま)大王が下す地獄での判決も、金を持っていれば軽くすることができる、ということから意味がきています。

 

 

以上が「沙汰の読み方と意味、”さた”と”しょうた”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 沙汰の正しい読み方は「さた」で、「しょうた」は間違い。
  • 沙汰は「物事の是非を論じ定めること/決定したことなどを知らせること。また、命令・指示/便り。消息のこと/話題として取り上げること。噂すること/行為。事件のこと」の意味。

 

 

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