結論から言ってしまうと、沙汰の正しい読み方は「さた」になります。
沙汰の”沙”は「さ」「しゃ」、”汰”は「た」と読むことはできますが、
”沙”は「しょう」と読むことはできないので、沙汰を「しょうた」と読むのは間違いです。
次の章で沙汰の意味について解説していきます。
沙汰は「物事の是非を論じ定めること/決定したことなどを知らせること。また、命令・指示/便り。消息/話題として取り上げること。噂(うわさ)すること/行為。事件」の意味として用いられています。
是非というのは、”物事の良いことと、悪いこと”を意味します。
沙汰を用いた例文としては、「彼からは何の沙汰もない」や、「正気の沙汰ではない」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「便り。消息のこと」の意味で、後者の例文は「行為。事件のこと」の意味で使用しています。
また”地獄の沙汰も金次第(かねしだい)”ということわざがよく使われますが、これは「世の中、金さえ持っていれば何でも解決できるというたとえ」になります。
ここでの沙汰というのは「物事の是非(物事の良し悪し)を論じ定めること」で、閻魔(えんま)大王が下す地獄での判決も、金を持っていれば軽くすることができる、ということから意味がきています。
以上が「沙汰の読み方と意味、”さた”と”しょうた”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど