このページでは松葉杖の読み方と意味、「まつばつえ」と「まつばづえ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.松葉杖の正しい読み方は「まつばつえ」「まつばづえ」?

 

結論から言ってしまうと、松葉杖の正しい読み方は「まつばづえ」になります

 

松葉杖の”杖”は「つえ」「じょう」と読むことができますが、松葉杖は「まつばづえ」と読むのが正しく、「まつばつえ」と読むのは間違いです。

 

 

 

また”杖”の読み方は「つえ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「づえ」という読み方をすることはできません。

 

松葉杖のように「まつばつえ」ではなく、「まつばづえ」と濁って読むのは、日本語の「連濁(れんだく)」と呼ばれているものです

 

 

連濁とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

松葉杖であれば、松葉(まつば)+杖(つえ)なので、杖(後ろの語)の語頭である清音の”つ”が濁音の”づ”に変化します。

 

(松葉を「まつば」と読むのも連濁(松 + 葉)によるもの)

 

 

例えば「手紙(てがみ)」や「綿毛(わたげ)」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では、連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙(てがみ)」「綿毛(わたげ)」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で松葉杖の意味について解説していきます。

 

2.松葉杖の意味について

 

松葉杖は「足の不自由な人が脇(わき)の下に挟んで用いる杖のこと」の意味として用いられています。

 

一般的に松葉杖は骨折など、足に怪我(けが)をしたときに用いられることが多いです。

 

 


※上は松葉の写真

 

上の方が松葉(まつば)のように二股(ふたまた)の形をしていることから、”松葉杖(まつばづえ)”と名付けられました。

 

 

以上が「松葉杖の読み方と意味、”まつばつえ”と”まつばづえ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 松葉杖の正しい読み方は「まつばづえ」で、「まつばつえ」は間違い。
  • 松葉杖は「足の不自由な人が脇の下に挟んで用いる杖のこと」の意味。

 

 

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