このページでは有余の読み方と意味、「うよ」と「ゆうよ」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.有余の正しい読み方は「うよ」「ゆうよ」?

 

結論から言ってしまうと、有余の正しい読み方は「うよ」「ゆうよ」の両方になります

 

有余の”有”は「あ(る)」「ゆう」「う」、”余”は「あま(る)」「よ」と読むことができます。

 

 

一般的には有余は「ゆうよ」と読むことがほとんどです。

 

ただ有余は「うよ」「ゆうよ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので注意が必要です。

 

次の章で有余の意味について解説していきます。

 

2.有余の意味について

 

有余(うよ)は「余りがあること。余分/有余涅槃(うよねはん)の略のこと」の意味として用いられています。

 

有余涅槃というのは、”煩悩(ぼんのう)を捨てて涅槃(仏教における理想の境地)に入っているが、まだ肉体が残っていること”を意味します。

 

 

 

有余を「うよ」と読むと上記のような意味になりますが、「ゆうよ」と読むと「余りがあること。余分/(数を表す語に付いて)それよりも少し多いことを表す。~以上。~あまり」の意味となります

 

このように有余は「うよ」「ゆうよ」のどちらで読むかによって、意味が少し異なるので覚えておきましょう。

 

 

 

有余を用いた例文としては、「3年有余(ゆうよ)を経て戻ってきた」や、
「1000年有余(ゆうよ)の歴史を持っている」のような使い方で用いられています。

 

一般的に有余は「ゆうよ」(後者の意味)が使われることが多く、どちらの例文も「(数を表す語に付いて)それよりも少し多いことを表す。~以上。~あまり」の意味で使用しています。

 

 

以上が「有余の読み方と意味、”うよ”と”ゆうよ”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 有余の正しい読み方は「うよ」「ゆうよ」の両方。
  • 有余(うよ)は「余りがあること。余分/有余涅槃(うよねはん)の略のこと」の意味。
  • 有余(ゆうよ)は「余りがあること。余分/(数を表す語に付いて)それよりも少し多いことを表す。~以上。~あまり」の意味。

 

 

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