このページでは月忌の読み方と意味、「がっき」と「げっき」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.月忌の正しい読み方は「がっき」「げっき」?

 

結論から言ってしまうと、月忌の正しい読み方は「がっき」になります

 

月忌の”月”は「つき」「がつ」「げつ」、”忌”は「い(まわしい)」「き」と読むことができますが、月忌を「げっき」と読むのは間違いです。

 

 

 

また月忌の”月”の読み方は「がつ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「がっ」という読み方をすることはできません。

 

月忌のように「がつき」ではなく、「がっき」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです

 

 

促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。

 

月忌であれば、月(がつ)+忌(き)なので、忌(後ろの語)の前に付いた音である”つ”が促音の”っ”に変化します。

 

 

 

例えば「楽器(がっき)」や「切削(せっさく)」は促音化なしで読むと、
「がくき」や「せつさく」と読むのが普通です。

 

もともと”楽”には「がっ」という読み方はないですし、”切”にも「せっ」という読み方は存在しません

 

 

ですが日本語では促音化によって促音(「っ」)に変化するため、
「楽(がっ)」「切(せっ)」と変化させて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が促音化によって促音(「っ」)に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で月忌の意味について解説していきます。

 

2.月忌の意味について

 

月忌は「ある人が亡くなった日付の、毎月の呼び名。月命日(つきめいにち)のこと」の意味として用いられています。

 

月忌というのは、月命日の別名になります。

 

 

例えば、Aさんの亡くなった日付が4月20日だとすると、4月20日はAさんの命日になります。

 

Aさんの亡くなった日付は20日なので、4月を除く他の各月の20日がAさんの月命日(月忌)ということです。

 

 

ですので命日は1年間に1回、月命日(月忌)は命日を除き1年間に11回ある、ということになります。

 

 

以上が「月忌の読み方と意味、”がっき”と”げっき”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 月忌の正しい読み方は「がっき」で、「げっき」は間違い。
  • 月忌は「ある人が亡くなった日付の、毎月の呼び名。月命日のこと」の意味。

 

 

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