結論から言ってしまうと、後塵の正しい読み方は「こうじん」になります。
後塵の”塵”は「ちり」「じん」と読むことはできますが、「ぜん」と読むことはできないので、後塵を「こうぜん」と読むのは間違いです。
次の章で後塵の意味について解説していきます。
後塵は「人や馬車の通った後に立つ土埃(つちぼこり)のこと」の意味として用いられています。
後塵を用いた例文としては、「後塵を目印にして彼らを追う」や、
「私が彼女の後塵を拝した理由は明確だ」のような使い方で用いられています。
後者の例文の”後塵を拝す”というのはことわざで、これは”人や馬車の通った後に立つ土埃を見送る様子”から「人に先を越されて遅れをとること/地位・権勢のある人に付き従うこと」の意味で使われます。
なので後者の例文は”彼女の後塵を拝す”、つまり”彼女の通った後に立つ土埃を見送る”ということから、「私が彼女に先を越されて遅れをとっている理由は明確だ」というような意味となります。
以上が「後塵の読み方と意味、”こうじん”と”こうぜん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど