このページでは接吻の読み方と意味、「せっぷん」と「せっそう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.接吻の正しい読み方は「せっぷん」「せっそう」?

 

結論から言ってしまうと、接吻の正しい読み方は「せっぷん」になります

 

接吻の”接”は「つ(ぐ)」「せつ」、”吻”は「ふん」と読むことができますが、”吻”は「そう」と読むことはできないので、接吻を「せっそう」と読むのは間違いです。

 

 

 

また接吻を「せっぷん」と読むのは、日本語の”促音化(そくおんか)+半濁音化(はんだくおんか)”によるものです。

 

 

接吻の”接”の読み方は「せつ」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「せっ」という読み方をすることはできません。

 

接吻のように「せつぷん」ではなく、「せっぷん」と変化して読むのは、日本語の「促音化(そくおんか)」と呼ばれているものです

 

(”吻”を「ぷん」と読むのは半濁音化によるもので、少し後に解説しています)

 

 

促音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語(カ行・サ行・タ行・パ行)の前に付いた音が「っ」(これを促音という)に変化する現象のこと”を言います。

 

接吻であれば、接(せつ)+吻(ぷん)なので、吻(後ろの語)の前に付いた音である”つ”が促音の”っ”に変化します。

 

 

 

そして接吻の”吻”の読み方は「ふん」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぷん」という読み方をすることはできません。

 

接吻のように「せっふん」ではなく、「せっぷん」と変化して読むのは、日本語の「半濁音化(はんだくおんか)」と呼ばれているものです

 

 

半濁音化とは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭(ハ行音)がパ行音に変化する現象のこと”を言います。

 

このパ行音(パ・ピ・プ・ペ・ポ)のことを”半濁音(はんだくおん)”と呼びます。

 

接吻であれば、接(せっ)+吻(ふん)なので、吻(後ろの語)の語頭である”ふ”が半濁音の”ぷ”に変化します。

 

 

このように日本語の”促音化+半濁音化”によって接吻を「せっぷん」と読んでいます。

 

次の章で接吻の意味について解説していきます。

 

2.接吻の意味について

 

接吻は「(愛情・親愛などの気持ちを表すために)相手の唇や頬などに、自分の唇をつけること」の意味として用いられています。

 

 

 

接吻を用いた例文としては、「王子様の接吻によりお姫様は目覚めた」や、
「彼女の手に接吻するために頭を下げる」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「接吻の読み方と意味、”せっぷん”と”せっそう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 接吻の正しい読み方は「せっぷん」で、「せっそう」は間違い。
  • 接吻は「(愛情・親愛などの気持ちを表すために)相手の唇や頬などに、自分の唇をつけること」の意味。

 

 

関連ページ

<難読漢字の一覧>

 

(写真あり)藜、櫛、羆など

【一文字】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など

【野菜・果物・茸】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など

【魚・貝・海藻】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)海驢、犀、猫鼬など

【動物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など

【鳥】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)薊、金木犀、百合など

【花・植物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など

【虫】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など

【食べ物・飲み物】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など

【道具・身近なモノ】難読漢字の一覧!

<読み間違えやすい漢字の一覧>

 

哀悼、重複、出生、集荷など

読み間違えやすい漢字一覧!

 

依存、過不足、続柄など

慣用読み(百姓読み)の一覧!

 

<難読漢字の一覧(偏)>

 

(写真あり)鯆、鰍、鰉など

【魚偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)蝗、蠍、蝮など

【虫偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)梲、栂、樅など

【木偏】難読漢字の一覧!

 

(写真あり)鎹、鍬、釦など

【金偏】難読漢字の一覧!

 

<覚えておきたい知識>

 

鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など

【知識】一般常識の一覧!

 

(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど

【一般的】物の名前の一覧!