このページでは拮抗の読み方と意味、「きっこう」と「けっこう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.拮抗の正しい読み方は「きっこう」「けっこう」?

 

結論から言ってしまうと、拮抗の本来の読み方は「けっこう」でしたが、
いま現在では「きっこう」と「けっこう」のどちらでも問題はありません

 

拮抗の”拮”は「きつ」「けつ」(促音化により「きっ」「けっ」)と読むことができます。

 

 

ただ一般的には拮抗は「きっこう」と読むことがほとんどです。

 

 

 

拮抗を「きっこう」と読むのは本来の読み方ではなく、
この「きっこう」は”慣用読み”と呼ばれる読み方になります。

 

慣用読みというのは、誤った読み方の人が増えて広く定着したことで、
その誤った読み方についても間違いではないとされた読みのことです。

 

 

簡単に言えば、拮抗を「きっこう」と間違って読む人が増えたために、
「きっこう」でも「けっこう」でも正しい読み方ということにしよう!となったわけです。

 

 

なのでいま現在での拮抗の読み方としては、「きっこう」と「けっこう」はどちらも正しい読み方となります。

 

次の章で拮抗の意味について解説していきます。

 

2.拮抗の意味について

 

拮抗は「勢力・実力などがほぼ等しいもの同士が、互いに張り合って優劣のないこと」の意味として用いられています。

 

 

拮抗を用いた例文としては、「実力が拮抗している者同士の戦い」や、
「拮抗していた勢力図が彼一人の存在によって崩れ始めた」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「拮抗の読み方と意味、”きっこう”と”けっこう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 「けっこう」が本来の読み方で、「きっこう」は慣用読み。
  • 拮抗の読み方は、「きっこう」「けっこう」のどちらでも正しい。
  • 拮抗は「勢力・実力などがほぼ等しいもの同士が、互いに張り合って優劣のないこと」の意味。

 

 

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