結論から言ってしまうと、澱むの正しい読み方は「よどむ」になります。
澱むの”澱”は「よど(む)」「てん」「でん」と読むことができますが、「にじ(む)」と読むことはできないので、澱むを「にじむ」と読むのは間違いです。
(「にじむ」というのは、”滲む”と表記されるため注意が必要です)
また「よどむ」は澱むの他にも”淀む”と書き表され、澱むと淀むはどちらも同じ意味を持ちますが、それぞれ意味によって使い分けられることが多いです。
(次の章で澱むと淀むの意味の使い分けについても解説していきます)
次の章で澱むの意味について解説していきます。
澱むは「水や空気などが流れずに滞(とどこお)ること/底に沈んで溜まること。また、何かが溜まっているように濁(にご)って見えること/すらすらと進まずに滞ること」の意味として用いられています。
澱むと淀むはどちらも「よどむ」と読み、どちらも同じ意味で上記の意味を持っていますが、
澱むは”沈んで溜まるイメージ”で、淀むは”流れが滞るイメージ”のニュアンスで使い分けられることが多いです。
なので澱むは「底に沈んで溜まること。また、何かが溜まっているように濁って見えること」の意味で、
淀むは「水や空気などが流れずに滞ること/すらすらと進まずに滞ること」の意味で使い分けられることが多いです。
澱むを用いた例文としては、「水底に泥が澱んでいる」や、「彼は澱んだ目をしている」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「底に沈んで溜まること」の意味で、後者の例文は「何かが溜まっているように濁って見えること」の意味で使用しています。
以上が「澱むの読み方と意味、”にじむ”と”よどむ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど