結論から言ってしまうと、扶桑の正しい読み方は「ふそう」になります。
扶桑の”扶”は「たす(ける)」「ふ」、”桑”は「くわ」「そう」と読むことはできますが、”扶”は「ふう」と読むことはできないので、扶桑を「ふうそう」と読むのは間違いです。
次の章で扶桑の意味について解説していきます。
※上は仏桑花(ぶっそうげ)の写真
扶桑は「東海の日の出る所にあるという神木。また、それのある土地のこと/昔、中国で呼ばれていた日本の称のこと/仏桑花(ぶっそうげ)の別名のこと」の意味として用いられています。
仏桑花というのは、”アオイ科フヨウ属の常緑低木のこと”を指します。
夏から秋頃に、長い柄を持つ赤い大きな5弁花を咲かせ、花の中心から筒状に合体した雄蕊(おしべ)と雌蕊(めしべ)が突き出しています。
仏桑花(ぶっそうげ)はハイビスカスと呼ばれることもありますが、フヨウ属の学名・英名が”Hibiscus(ハイビスカス)”なので、ハイビスカスという名称はフヨウ属の植物の総称として使われることも多いです。
ですので仏桑花(ぶっそうげ)の類似のフヨウ属植物を指す場合にも使われるため、”仏桑花=ハイビスカスというわけではない”ので覚えておきましょう。
以上が「扶桑の読み方と意味、”ふそう”と”ふうそう”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど