このページでは扶桑の読み方と意味、「ふそう」と「ふうそう」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.扶桑の正しい読み方は「ふそう」「ふうそう」?

 

結論から言ってしまうと、扶桑の正しい読み方は「ふそう」になります

 

 

扶桑の”扶”は「たす(ける)」「ふ」、”桑”は「くわ」「そう」と読むことはできますが、”扶”は「ふう」と読むことはできないので、扶桑を「ふうそう」と読むのは間違いです。

 

次の章で扶桑の意味について解説していきます。

 

2.扶桑の意味について


※上は仏桑花(ぶっそうげ)の写真

 

扶桑は「東海の日の出る所にあるという神木。また、それのある土地のこと/昔、中国で呼ばれていた日本の称のこと/仏桑花(ぶっそうげ)の別名のこと」の意味として用いられています。

 

 

仏桑花というのは、”アオイ科フヨウ属の常緑低木のこと”を指します。

 

夏から秋頃に、長い柄を持つ赤い大きな5弁花を咲かせ、花の中心から筒状に合体した雄蕊(おしべ)と雌蕊(めしべ)が突き出しています。

 

 

仏桑花(ぶっそうげ)はハイビスカスと呼ばれることもありますが、フヨウ属の学名・英名が”Hibiscus(ハイビスカス)”なので、ハイビスカスという名称はフヨウ属の植物の総称として使われることも多いです。

 

ですので仏桑花(ぶっそうげ)の類似のフヨウ属植物を指す場合にも使われるため、”仏桑花=ハイビスカスというわけではない”ので覚えておきましょう。

 

 

以上が「扶桑の読み方と意味、”ふそう”と”ふうそう”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 扶桑の正しい読み方は「ふそう」で、「ふうそう」は間違い。
  • 扶桑は「東海の日の出る所にあるという神木。また、それのある土地のこと/昔、中国で呼ばれていた日本の称のこと/仏桑花(ぶっそうげ)の別名のこと」の意味。

 

 

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