このページでは忌服の読み方と意味、「きぶく」と「きふく」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

 

結論から言ってしまうと、忌服の正しい読み方は「きぶく」「きふく」の両方になります。

 

忌服の”忌”は「い（む）」「き」、”服”は「ふく」と読むことができます。

 

 

ただ一般的には忌服は「きぶく」と読むことが多いです。

 

 

 

また”服”の読み方は「ふく」と読むことはできますが、
もともとそれ単体では「ぶく」という読み方をすることはできません。

 

忌服のように「きふく」ではなく、「きぶく」と濁って読むのは、日本語の「連濁（れんだく）」と呼ばれているものです。

 

 

連濁とは、”２つの語が結びついて１つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

 

忌服であれば、忌（き）＋服（ふく）なので、服（後ろの語）の語頭である清音の”ふ”が濁音の”ぶ”に変化します。

 

 

 

例えば「手紙（てがみ）」や「綿毛（わたげ）」は連濁なしで読むと、
「てかみ」や「わたけ」と読むのが普通です。

 

もともと”紙”には「がみ」という読み方はないですし、”毛”にも「げ」という読み方は存在しません。

 

 

ですが日本語では、連濁によって後ろの語頭が清音から濁音に変わるため、
「手紙（てがみ）」「綿毛（わたげ）」と濁らせて読んでいるのです。

 

ただすべての言葉が連濁によって濁音に変化するわけではないので、注意してください。

 

次の章で忌服の意味について解説していきます。

 

 

忌服は「近親者が亡くなったとき、一定期間喪（も）に服すること」の意味として用いられています。

 

喪に服すというのは”亡くなった人の死を悼（いた）み、慎（つつ）ましく過ごすこと”で、忌服の期間中のことを「喪中（もちゅう）」と言い、この期間中はお祝い事などは避けた方が良いとされています。

 

 

 

忌服を用いた例文としては、「忌服の期間のため飲酒を控える」や、
「忌服の期間が明けてからを予定している」のような使い方で用いられています。

 

 

以上が「忌服の読み方と意味、”きぶく”と”きふく”正しいのは？」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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