結論から言ってしまうと、擽るの正しい読み方は「くすぐる」になります。
擽るの”擽”は「くすぐ(る)」「らく」「りゃく」「れき」と読むことはできますが、
「さす(る)」と読むことはできないので、擽るを「さする」と読むのは間違いです。
「さする」というのは、”摩る・擦る”と表記されるため注意が必要です。
次の章で擽るの意味について解説していきます。
擽るは「皮膚に軽く触れて刺激し、むずむずして笑いたくなるような感じを起こさせること/相手の心に働きかけ、良い気分にさせること/人を笑わせようと、滑稽(こっけい)なことなどを言うこと」の意味として用いられています。
滑稽というのは、”バカバカしく笑えるさま”を意味します。
擽るを用いた例文としては、「彼女の母性本能を擽る」や、
「彼は冗談で観客を擽る」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「相手の心に働きかけ、良い気分にさせること」の意味で、
後者の例文は「人を笑わせようと、滑稽なことなどを言うこと」の意味で使用しています。
以上が「擽るの読み方と意味、”くすぐる”と”さする”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど