結論から言ってしまうと、更改の正しい読み方は「こうかい」になります。
更改の”更”は「ふ(ける)」「さら」「こう」と読むことはできますが、
「そう」と読むことはできないので、更改を「そうかい」と読むのは間違いです。
次の章で更改の意味について解説していきます。
更改は「古い制度・しきたりなどを新しいものに変えること/既存の債務(さいむ)を消滅させ、債務の要素(当事者や給付の内容)を変更し、新しい債務を発生させること」の意味として用いられています。
債務というのは、”特定の人に対して、給付する義務のこと”を意味します。
この特定の人に対して、給付する義務がある人を”債務者”と言い、
特定の人に対して、給付を請求する権利を持つ人を”債権者”と言います。
例えばAさんがBさんからお金を借りたとすると、AさんはBさんに後でお金を返さなければいけません。
ここでAさんはお金を返す義務が発生するため”Aさん=債務者”となり、Bさんはお金を返してもらう権利が発生するため”Bさん=債権者”となるわけです。
更改を用いた例文としては、「新制度に更改する」や、「彼は年俸1000万円から、年俸3000万円で契約更改した」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「古い制度・しきたりなどを新しいものに変えること」の意味で、後者の例文は「既存の債務を消滅させ、債務の要素(当事者や給付の内容)を変更し、新しい債務を発生させること」の意味で使用しています。
以上が「更改の読み方と意味、”こうかい”と”そうかい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど