さて日常的に使われるもので「統べる」という言葉があります。
この統べるに用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
統べるがどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは統べるの読み方と意味、「すべる」と「とうべる」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.統べるの正しい読み方は「すべる」「とうべる」?
では統べるの正しい読み方は、「すべる」「とうべる」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、統べるの正しい読み方は「すべる」になります。
統べるの”統”は「す(べる)」「とう」と読むことができますが、
統べるは「すべる」と読むのが正しく、「とうべる」と読むのは間違いです。
次の章で統べるの意味と類義語について解説していきます。
2.統べるの意味と類義語について
では統べるの意味と類義語について見ていきましょう。
まず統べるは「複数の物を1つにまとめること/全体をまとめて支配すること」の意味として用いられています。
統べるを用いた例文としては、「心は性と情とを統べる」や、
「彼は知略により国を統べる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「複数の物を1つにまとめること」の意味で、
後者の例文は「全体をまとめて支配すること」の意味で使用しています。
また統べるの類義語としては、「掌握(しょうあく)・制御(せいぎょ)・統轄(とうかつ)・鎮圧(ちんあつ)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても統べると意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「統べるの読み方と意味、”すべる”と”とうべる”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 統べるの正しい読み方は「すべる」で、「とうべる」は間違い。
- 統べるは「複数の物を1つにまとめること/全体をまとめて支配すること」の意味。
- 統べるの類義語には、「掌握・制御・統轄・鎮圧」などがある。