結論から言ってしまうと、寵児の正しい読み方は「ちょうじ」になります。
寵児の”寵”は「ちょう」と読むことはできますが、「りゅう」と読むことはできないので、寵児を「りゅうじ」と読むのは間違いです。
また寵児(ちょうじ)のように「寵(ちょう)」が用いられている言葉には、
「寵臣(ちょうしん)・寵愛(ちょうあい)・寵姫(ちょうき)・恩寵(おんちょう)」などがあります。
寵児(ちょうじ)のように「児(じ)」が用いられている言葉には、
「児童(じどう)・児戯(じぎ)・孤児(こじ)・胎児(たいじ)」などがあります。
次の章で寵児の意味について解説していきます。
寵児は「特別に可愛がられる子供のこと/世間でもてはやされている人のこと」の意味として用いられています。
寵児を用いた例文としては、「彼は球界の寵児と呼ばれていた」や、
「その実力は時代の寵児たちと肩を並べていたほどだ」のような使い方で用いられています。
一般的に寵児は後者の意味で使われることがほとんどで、
どちらの例文も「世間でもてはやされている人のこと」の意味で使用しています。
また寵児の類義語としては、「英雄(えいゆう)・明星(みょうじょう)・花形(はながた)・著名(ちょめい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても寵児と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「寵児の読み方と意味、”ちょうじ”と”りょうじ”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど