結論から言ってしまうと、売買の正しい読み方は「ばいかい」「ばいばい」の両方になります。
売買の”売”は「う(る)」「ばい」、”買”は「か(う)」「か(い)」「ばい」と読むことができます。
一般的には売買は「ばいばい」と読むことがほとんどで、「ばいかい」はカタカナで”バイカイ”と表記されることがほとんどです。
ただ売買は「ばいかい」「ばいばい」のどちらで読むかによって、意味が異なるので注意が必要です。
(次の章でそれぞれの意味について解説していきます)
また売買(ばいばい)のように「売(ばい)」が用いられている言葉には、
「売店(ばいてん)・売電(ばいでん)・競売(きょうばい)・販売(はんばい)」などがあります。
売買(ばいばい)のように「買(ばい)」が用いられている言葉には、
「買収(ばいしゅう)・買弁(ばいべん)・買電(ばいでん)・購買(こうばい)」などがあります。
次の章で売買の意味について解説していきます。
売買(ばいかい)は「証券取引所の会員である証券業者が、銘柄・株数・値段の同じ売り注文と買い注文とを組み合わせ、売買が成立したものとして取引所に届け出ること」の意味として用いられています。
売り(ばい)と買い(かい)を同時に出すことから”売買(ばいかい)”と呼ばれています。
証券取引所の時間優先の原則が無視され、公正な価格形成が阻害されるなどの問題があり、1967年(昭和42年)以降、売買(ばいかい)は禁止されています。
時間優先の原則とは、”同一銘柄・同一値段の注文は、先に出された注文が、後に出された注文よりも優先するという原則のこと”を指します。
売買を「ばいかい」と読むと上記のような意味になりますが、
「ばいばい」と読むと「売ることと買うこと。売ったり買ったりすること」の意味となります。
このように売買は「ばいかい」「ばいばい」のどちらで読むかによって、意味が異なるので覚えておきましょう。
以上が「売買の読み方と意味、”ばいかい”と”ばいばい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
<読み間違えやすい漢字の一覧>
<難読漢字の一覧(偏)>