結論から言ってしまうと、図版の正しい読み方は「ずはん」になります。
図版の”版”は「はん」(連濁により「ばん」)と読むことができますが、図版は「ずはん」と読むのが正しく、「ずばん」と読むのは間違いです。
(連濁とは、2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと)
また図版(ずはん)のように「図(ず)」が用いられている言葉には、
「図形(ずけい)・図式(ずしき)・図表(ずひょう)・製図(せいず)」などがあります。
図版(ずはん)のように「版(はん)」が用いられている言葉には、
「版画(はんが)・版図(はんと)・版元(はんもと)・凹版(おうはん)」などがあります。
次の章で図版の意味について解説していきます。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど