さて日常的に使われるもので「作務衣」という言葉があります。
この作務衣に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
作務衣がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは作務衣の読み方と意味、「さむい」と「さむえ」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.作務衣の正しい読み方は「さむい」「さむえ」?
では作務衣の正しい読み方は、「さむい」「さむえ」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、作務衣の正しい読み方は「さむえ」になります。
作務衣の”作”は「つく(る)」「さく」「さ」、”衣”は「ころも」「い」「え」と読むことができますが、作務衣は「さむえ」と読むのが正しく、「さむい」と読むのは間違いです。
また作務衣(さむえ)のように「衣(え)」が用いられている言葉には、
「衣紋(えもん)・法衣(ほうえ)・浄衣(じょうえ)・奪衣婆(だつえば)」などがあります。
次の章で作務衣の意味と類義語について解説していきます。
2.作務衣の意味と類義語について
では作務衣の意味と類義語について見ていきましょう。
まず作務衣は「寺院の僧侶が作務(さむ)と呼ばれる日常の労務(薪割り、掃除など)を行うときに着る衣のこと」の意味として用いられています。
作務(さむ)のときに着る衣(ころも)のことなので、「作務衣(さむえ)」と言います。
ただし、いま現在では作務衣は特に僧侶だけが着ている服というわけではなく、居酒屋・焼き鳥屋などでも店員さんが着ているのをよく見かけます。
ですので単純に作業着として使用されている場合も多いです。
また作務衣の類義語としては、「僧服(そうふく)・法衣(ほうえ)・作業着(さぎょうぎ)・僧衣(そうい)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても作務衣と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「作務衣の読み方と意味、”さむい”と”さむえ”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 作務衣の正しい読み方は「さむえ」で、「さむい」は間違い。
- 作務衣は「寺院の僧侶が作務と呼ばれる日常の労働作業(薪割り、掃除など)を行うときに着る衣のこと」の意味。
- 作務衣の類義語には、「僧服・法衣・作業着・僧衣」などがある。