事実と真実の違いとは?

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    さて事実や真実という言葉は誰もが聞いたことがあるでしょう。

     

    しかしこれらの言葉の意味の違いをしっかりと理解し、
    区別して使用している人はあまり多くないように感じます。

     

    事実と真実はとても似ていますが、
    実はこの2つの言葉には明確な違いがあるんですね。

     

    そこでこのページでは、事実と真実の違いについて簡単に解説します。

     

    どうぞご覧ください。

     

     

     

    1.事実とは?

     

    では事実とは何か見ていきましょう。

     

    まず事実(じじつ)とは、
    実際に起こったこと、現実に存在することを指します。

     

    そして事実というのは、
    誰がどう見ても変わりようのない事柄のことです。

     

    どちらかといえば事実はその事柄に対して、
    客観的な捉え方をしたものといってよいでしょう。

     

    なので個人がどのように思ったのか・感じたのかというような、
    感情的な部分が少しでも入ってしまえばそれは事実ではありません。

     

     

    次に下記の例を見てください。

    Aさんはスーパーで50円の赤いリンゴを1個買い、
    買ったリンゴを家に持ち帰って食べました。

     

    Aさんはそのリンゴを食べて「とても甘かった」と感じました。

     

    この例における事実とはどの部分にあたるでしょうか。

     

    この例の場合における事実とは、
    Aさんが50円の赤いリンゴを1個買ってそれを家で食べたということです。

     

    ですのでAさんがリンゴを食べて「とても甘かった」という部分は、
    あくまでもAさんが感じたものなので事実ではありません。

     

    もしかしたら他の人がそのリンゴを食べたら「甘かった」ではなく、
    「とても酸味があった」というような感想になるかもしれません。

     

     

    何度も言いますが事実は変わりようのない事柄で、
    その事柄に対してたとえ人が違えど変化したりしないものです。

     

    つまり事実というのは、1つしか存在しないということになります。

     

    2.真実とは?

    では真実とは何か見ていきましょう。

     

    真実(しんじつ)とは、うそ偽りのないこと、本当のことを指します。

     

    そして真実というのは、その事柄に対していくつもの解釈が存在します。

     

    真実はひとつだけではないということです。

     

    どちらかといえば事実は主観的な捉え方であるように、
    真実は主観的な捉え方であると言えるでしょう

     

    その人がその事柄を見て感じたこと・思ったことなど、
    感情的な部分を含めた意見というのが真実になります。

     

     

    事実の場合と同様に下記の例を見てください。

    Aさんはスーパーで50円の赤いリンゴを1個買い、
    買ったリンゴを家に持ち帰って食べました。

     

    Aさんはそのリンゴを食べて「とても甘かった」と感じました。

     

    この例における真実というのは、
    Aさんがリンゴを食べて「とても甘かった」という部分ですよね。

     

    これがリンゴを食べたときのAさんの真実になります。

     

    もしBさんが同じリンゴを食べたときに、
    「とても酸味があってすっぱかった」と言ったとしましょう。

     

    これはこれで間違いではありません。

     

    本当にBさんがすっぱいと感じたのなら、
    それはBさんにおける真実がそうであったというだけです。

     

     

    このように人によってそれぞれ感じること・思うことが違うため、
    人によって真実は異なるということです。

     

    つまり真実というのは、複数存在するということ>になります。

     

    3.事実と真実の違いについて

    では事実と真実の違いを説明します。

     

    結論から言ってしまうと事実と真実の違いは、
    1つしか存在しないのか複数存在するのかということです。

     

    1つしか存在しないものが事実で、複数存在するものが真実になります。

     

    事実は実際に起きたその事柄自体を指すことなので1つしか存在せず、
    真実はその人の感情も含めた意見なので複数存在します

     

    このように事実と真実は、感情を考慮しているのかどうかという点でも区別できますね。

     

     

    またそれぞれの捉え方で事実は客観的な捉え方であり、
    真実は主観的な捉え方だと言いましたが絶対にそうとは限りません。

     

    なぜかというと、多くの人に誤った情報が事実であると認識されてしまう場合もあるからです。

     

    例えば「銀行が強盗に襲撃され、お金が盗まれた」と、
    ニュースや新聞などのメディアで報道されたとします。

     

    そうするとその報道を見た人達は、「お金がなくて銀行強盗したのか」と認識してしまいますよね。

     

    普通であれば”銀行強盗をする=お金が欲しい”と思ってしまいますが、
    その犯人の目的がもしかしたらお金ではなく別の目的があったかもしれません。

     

    なので犯人に別の目的があった場合は、
    「お金がなくて銀行強盗した」というのは事実ではなくなってしまいますよね。

     

    これは事実だと多くの人が思っているだけで、実際のとこは事実ではありません

     

    このように必ずしも多くの人に認識されている情報が事実であるとは限らないのですね。

     

     

    他にも私たちが学校の授業などで教えられている歴史なんかも、
    もしかしたら事実ではなく真実である可能性も十分にあるわけです。

     

    その時代に生きてその出来事を見てきた人であればともかく、
    何百年前の出来事を見てもいない現在の人たちが正確に語るなんて不可能です。

     

    あくまでも私たちが教わっている歴史というのは、
    古くからの書物などを解読してたどり着いた解釈のひとつでしかないのです。

     

    なのでその歴史が必ずしも事実であるとは限らないということです。

     

     

    ただ何に対しても疑り深く「何が事実なんだ!」となってしまうと、
    何を信じて良いのかが分からなくなってしまうという状況に陥ります。

     

    なのでそこまで深く考えずに、軽い気持ちで割り切って生活していきましょう。

     

    以上が「事実と真実の違いとは?」でした。

     

     

    4.まとめ

    これまで説明したことをまとめますと、

    • 事実(じじつ)とは実際に起こったこと、現実に存在すること。

    ⇒感情が一切介入しない、誰が見ても変わりようのない事柄のこと。

    • 真実(しんじつ)とはうそ偽りのないこと、本当のこと。

    ⇒感情が介入し、事柄に対してその人によって異なる意見のこと。

    • 事実と真実の違いは、1つしか存在しない(事実)のか複数存在する(真実)のかということ。

     

     

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