結論から言ってしまうと、冥利の正しい読み方は「みょうり」になります。
冥利の”冥”は「めい」「みょう」と読むことができますが、
冥利は「みょうり」と読むのが正しく、「めいり」と読むのは間違いです。
また冥利(みょうり)のように「冥(みょう)」が用いられている言葉には、
「冥加(みょうが)・冥護(みょうご)・冥助(みょうじょ)・冥官(みょうかん)」などがあります。
冥利(みょうり)のように「利(り)」が用いられている言葉には、
「利用(りよう)・利益(りえき)・鋭利(えいり)・便利(べんり)」などがあります。
次の章で冥利の意味について解説していきます。
冥利は「知らず知らずの間に神仏から受ける恩恵のこと/ある立場にいることによって受ける恩恵のこと/善行の報いとして受ける幸福のこと」の意味として用いられています。
冥利を用いた例文としては、「それは男冥利に尽きるというもんだ」や、「そんなに喜んでもらえると作り手冥利に尽きる」のような使い方で用いられています。
一般的に冥利は「ある立場にいることによって受ける恩恵のこと」の意味で用いられることが多く、どちらの例文も「ある立場にいることによって受ける恩恵のこと」の意味で使用しています。
また冥利の類義語としては、「至福(しふく)・果報(かほう)・恩沢(おんたく)・功徳(くどく)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても冥利と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「冥利の読み方と意味、”めいり”と”みょうり”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど