結論から言ってしまうと、作柄の正しい読み方は「さくがら」になります。
作柄の”柄”は「え」「がら」「へい」と読むことができますが、
作柄は「さくがら」と読むのが正しく、「さくへい」と読むのは間違いです。
また作柄(さくがら)のように「作(さく)」が用いられている言葉には、
「作為(さくい)・作物(さくもつ)・作品(さくひん)・自作(じさく)」などがあります。
作柄(さくがら)のように「柄(がら)」が用いられている言葉には、
「家柄(いえがら)・事柄(ことがら)・手柄(てがら)・人柄(ひとがら)」などがあります。
次の章で作柄の意味について解説していきます。
作柄は「農作物の育ちぐあいやできぐあいのこと/芸術作品のできぐあいのこと」の意味として用いられています。
作柄を用いた例文としては、「今年の作柄はかなり良い」や、
「米の作柄が心配されたが特に問題はなかった」のような使い方で用いられています。
一般的に作柄は前者の意味で用いられることがほとんどで、
どちらの例文も「農作物の育ちぐあいやできぐあいのこと」の意味で使用しています。
また作柄の類義語としては、「作況(さっきょう)・豊穣(ほうじょう)・出来高(できだか)・収穫高(しゅうかくだか)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても作柄と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「作柄の読み方と意味、”さくがら”と”さくへい”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど