さて日常的に使われるもので「勘定」という言葉があります。
この勘定に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
勘定がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは勘定の読み方と意味、「かんてい」と「かんじょう」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.勘定の正しい読み方は「かんてい」「かんじょう」?
では勘定の正しい読み方は、「かんてい」「かんじょう」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、勘定の正しい読み方は「かんじょう」になります。
勘定の”定”は「さだ(める)」「てい」「じょう」と読むことができますが、
勘定は「かんじょう」と読むのが正しく、「かんてい」と読むのは間違いです。
「かんてい」と読んでしまうと、”鑑定”と誤解されてしまうので注意が必要です。
また勘定(かんじょう)のように「定(じょう)」が用いられている言葉は、
「定規(じょうぎ)・定石(じょうせき)・定紋(じょうもん)・定命(じょうみょう)」などの言葉があります。
次の章で勘定の意味と類義語について解説していきます。
2.勘定の意味と類義語について
では勘定の意味と類義語について見ていきましょう。
まず勘定の意味は下記のとおりです。
- 物の数量、または金銭を数えること
- 代金を支払うこと。また、その代金のこと
- 見積もること。前もって考慮すること
- いろいろ事情を考えあわせた上での結論のこと
- 簿記で、資産および資本に生じた増減を明確にするために設ける計算上の区分のこと
勘定を用いた例文としては、「人員を勘定する」や、
「待ち時間を勘定に入れて計画を立てる」のような使い方で用いられています。
前者の例文は「数量などを数えること」の意味で、
後者の例文は「見積もること。前もって考慮すること」の意味で使用しています。
また勘定の類義語としては、「支払う(しはらう)・予測(よそく)・打算(ださん)・決算(けっさん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても勘定と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「勘定の読み方と意味、”かんてい”と”かんじょう”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 勘定の正しい読み方は「かんじょう」で、「かんてい」は間違い。
- 勘定の類義語には、「支払う・予測・打算・決算」などがある。
<勘定の意味>
- 物の数量、または金銭を数えること
- 代金を支払うこと。また、その代金のこと
- 見積もること。前もって考慮すること
- いろいろ事情を考えあわせた上での結論のこと
- 簿記で、資産および資本に生じた増減を明確にするために設ける計算上の区分のこと