結論から言ってしまうと、余寒の正しい読み方は「よかん」になります。
余寒の”寒”は「さむ(い)」「かん」と読むことができますが、
余寒は「よかん」と読むのが正しく、「よさむ」と読むのは間違いです。
また余寒(よかん)のように「余(よ)」が用いられている言葉には、
「余熱(よねつ)・余命(よめい)・余暇(よか)・余計(よけい)」などがあります。
余寒(よかん)のように「寒(かん)」が用いられている言葉には、
「寒暖(かんだん)・寒波(かんぱ)・寒冷(かんれい)・厳寒(げんかん)」などがあります。
次の章で余寒の意味について解説していきます。
余寒は「立春(りっしゅん)が過ぎた後まで残る寒さのこと」の意味として用いられています。
立春は2月4日頃で、一般的には立春(2月4日頃)から2月下旬ぐらいまで寒さが残りますが、寒い地域では3月上旬頃まで寒さが残ります。
余寒を用いた例文としては、「今年は余寒が長かった」や、
「いまは余寒の厳しい頃だ」のような使い方で用いられています。
また余寒の類義語としては、「小寒(しょうかん)・大寒(だいかん)・厳寒(げんかん)・冬将軍(ふゆしょうぐん)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても余寒と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「余寒の読み方と意味、”よさむ”と”よかん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど