このページでは近衛の読み方と意味、「このえ」と「きんえい」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.近衛の正しい読み方は「このえ」「きんえい」?

 

結論から言ってしまうと、近衛の正しい読み方は「このえ」「こんえ」になります

 

近衛の”近”は「ちか(い)」「きん」「こん」、”衛”は「まも(る)」「えい」「え」と読むことができますが、近衛を「きんえい」と読むのは間違いです。

 

 

ただ一般的には近衛は「このえ」と読むことがほとんどです。

 

 

 

近衛の”近”という字は単体で「この」と読むことはできませんが、
日本語における音変化によって「こんえ」から「このえ」という読み方に変化しました。

 

 

音変化というのは簡単に言うと、”発音しにくい音を発音しやすい音に変化させたもの”です。

 

この音変化により、近衛は通常では読むことができない「このえ」という読み方になったんですね。

 

 

次の章で近衛の意味と類義語について解説していきます。

 

2.近衛の意味と類義語について

 

近衛は「天皇・君主のそばに仕えて護衛に当たること。また、その人のこと/近衛府・近衛師団・近衛兵の略のこと」の意味として用いられています。

 

 

近衛府は”宮中の警護などを担当している律令制の役所のひとつ”です。

 

近衛師団は”旧陸軍で、皇居の警護などの任務を与えられた師団のこと”で、
近衛兵は”旧陸軍で、天皇や皇居の警備にあたった兵のこと”の意味になります。

 

 

 

また近衛の類義語としては、「親衛(しんえい)・護衛(ごえい)・警備員(けいびいん)・用心棒(ようじんぼう)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても近衛と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「近衛の読み方と意味、”このえ”と”きんえい”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 近衛の正しい読み方は「このえ」「こんえ」の両方で、「きんえい」は間違い。
  • 近衛は「天皇・君主のそばに仕えて護衛に当たること。また、その人のこと/近衛府・近衛師団・近衛兵の略のこと」の意味。
  • 近衛の類義語には、「親衛・護衛・警備員・用心棒」などがある。

 

 

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