このページでは赤裸々(赤裸裸)の読み方と意味、「せきらら」と「あからら」どちらが正しいのかを解説しています。

 

 

 

1.赤裸々(赤裸裸)の正しい読み方は「せきらら」「あからら」?

 

結論から言ってしまうと、赤裸々の正しい読み方は「せきらら」になります

 

赤裸々の”赤”は「あか」「せき」、”裸”は「はだか」「ら」と読むことができますが、赤裸々を「あからら」と読むのは間違いです。

 

 

 

また赤裸々に用いられている”々”というのは、踊り字の一種で、”同の字点(どうのじてん)”または、片仮名(カタカナ)の「ノ」と「マ」を組み合わせたように見えることから”ノマ点”(俗に”ノマ”)と呼ばれているものです。

 

(踊り字とは、”国語で、同じ漢字や仮名(かな)を重ねるときに用いる符号のこと”で、”々”は、「あゝ」の”ゝ”などと同じようなもの)

 

 

この”々”自体に固有の読み方は存在せず、「赤裸々(せきらら)」や「久々(ひさびさ)」のように、同じ漢字を繰り返すときに、簡単に表す目的で、その漢字の代わりとして使われています

 

つまり同じ漢字が繰り返される場合は、その漢字を2回書くよりも”々”で書いた方が楽だから、”々”を使っているというわけです。

 

なので赤裸々は”赤裸裸”、久々も”久久”とまったく同じものですので覚えておきましょう。

 

 

次の章で赤裸々(赤裸裸)の意味と類義語について解説していきます。

 

2.赤裸々(赤裸裸)の意味と類義語について

 

赤裸々は「赤裸(せきら)を強めた語のこと」の意味として用いられています。

 

赤裸というのは、”体に何も付けていないさま/包み隠しのないさま。むき出しであるさま”の意味です。

 

 

 

赤裸々を用いた例文としては、「心情を赤裸々に告白する」や、「良いところも悪いところも赤裸々に紹介されている」のような使い方で用いられています。

 

一般的に赤裸々は”包み隠しのないさま。むき出しであるさま”の意味で用いられることがほとんどで、どちらの例文も”包み隠しのないさま。むき出しであるさま”の意味で使用しています。

 

 

 

また赤裸々の類義語としては、「正直(しょうじき)・素直(すなお)・率直(そっちょく)・端的(たんてき)」などの言葉が挙げられます

 

どの言葉についても赤裸々と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。

 

 

以上が「赤裸々(赤裸裸)の読み方と意味、”せきらら”と”あからら”正しいのは?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 赤裸々(赤裸裸)の正しい読み方は「せきらら」で、「あからら」は間違い。
  • 赤裸々(赤裸裸)は「赤裸(せきら)を強めた語のこと」の意味。
  • 赤裸々(赤裸裸)の類義語には、「正直・素直・率直・端的」などがある。

 

 

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