さて日常的に使われるもので「蔓延」という言葉があります。
この蔓延に用いられている漢字自体はさほど難しくないですが、
蔓延がどの読み方なのか悩んだことがあるという人も多いですよね。
そこでこのページでは蔓延の読み方と意味、「まんえい」と「まんえん」どちらが正しいのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.蔓延の正しい読み方は「まんえい」「まんえん」?
では蔓延の正しい読み方は、「まんえい」「まんえん」どちらなのかを見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、蔓延の正しい読み方は「まんえん」になります。
蔓延の”延”は「の(びる)」「えん」と読むことはできますが、
「えい」と読むことはできないので、蔓延を「まんえい」と読むのは間違いです。
ちなみに”蔓延る”の場合は「まんえんる」ではなく、「蔓延る(はびこる)」と読むため覚えておきましょう。
また蔓延(まんえん)のように「延(えん)」が用いられている言葉は、
「延期(えんき)・延伸(えんしん)・延滞(えんたい)・延長(えんちょう)」などがあります。
次の章で蔓延の意味と類義語について解説していきます。
2.蔓延の意味と類義語について
では蔓延の意味と類義語について見ていきましょう。
まず蔓延は「好ましくないことがどんどん広がること」の意味として用いられています。
蔓延を用いた例文としては、「風邪が蔓延する」や、
「悪い空気が蔓延する」のような使い方で用いられています。
また蔓延の類義語としては、「横行(おうこう)・伝染(でんせん)・流行(りゅうこう)・浸透(しんとう)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても蔓延と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「蔓延の読み方と意味、”まんえい”と”まんえん”正しいのは?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 蔓延の正しい読み方は「まんえん」で、「まんえい」は間違い。
- 蔓延は「好ましくないことがどんどん広がること」の意味。
- 蔓延の類義語には、「横行・伝染・流行・浸透」などがある。