結論から言ってしまうと、可憐の正しい読み方は「かれん」になります。
可憐の”憐”は「あわ(れむ)」「れん」と読むことはできますが、
「りん」と読むことはできないので、可憐を「かりん」と読むのは間違いです。
また可憐(かれん)のように「可(か)」が用いられている言葉には、
「可否(かひ)・可視(かし)・認可(にんか)・不可避(ふかひ)」などがあります。
可憐(かれん)のように「憐(れん)」が用いられている言葉には、
「憐憫(れんびん)・憐察(れんさつ)・憐情(れんじょう)・哀憐(あいれん)」などがあります。
次の章で可憐の意味について解説していきます。
可憐は「いじらしいこと。かわいらしいこと。また、そのさま」の意味として用いられています。
いじらしいことは、”幼い者や弱い者などの振る舞いが、憐(あわ)れで同情したくなる感じであること”を意味します。
可憐を用いた例文としては、「何とも可憐な表情をしている」や、
「可憐な少女が座っている」のような使い方で用いられています。
また可憐の類義語としては、「幼気(いたいけ)・愛嬌(あいきょう)・幼稚(ようち)・稚気(ちき)」などの言葉が挙げられます。
どの言葉についても可憐と意味は似ていますが、まったく同じ意味ではないので注意してください。
以上が「可憐の読み方と意味、”かりん”と”かれん”正しいのは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど